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転職を決めたとき、「これで変われる」と思っていた。
仕事の内容が変わった。給料も少し上がった。人間関係もリセットされた。でも、しばらく経ってみると、「変わった」という感覚がどこかうすい。むしろ、また同じような閉塞感が戻ってきている。
そう感じている人に向けて、この記事を書いています。
転職しても変わらなかったのは、転職先の選択が間違っていたわけでも、あなたに問題があったわけでもありません。変わらない理由は、会社ではなく収入の「構造」にあります。
転職で変わること、変わらないこと
転職によって変わることは確かにあります。
仕事の内容、職場の環境、人間関係、給与水準。これらは転職によって変えることができます。そして実際に、転職後しばらくは「変わった」という感覚があるはずです。
ただ、転職では変えられないことがあります。
それは「収入を得る構造」です。
会社Aにいても、会社Bに移っても、「会社に時間を提供し、その対価として給料をもらう」という構造は変わっていません。給料の金額が変わっても、その構造の中にいる限り、時間と収入を自分でコントロールできる範囲はほとんど変わらないのです。
「会社が問題」ではなく「構造が問題」だった
転職を考えるとき、多くの人は「今の会社に問題がある」という前提で動きます。
上司が合わない、仕事が合わない、評価されない、給料が低い。これらはすべて「今の会社の問題」として捉えられます。だから、会社を変えれば解決する、と考えます。
でも、転職後にまた同じ閉塞感が戻ってくるとしたら、それは問題が「会社」ではなく「構造」にあったということです。
どの会社に移っても、会社員という構造の中にいる限り、収入は会社が決め、時間は会社が管理します。頑張っても、その構造の外には出られません。転職はその構造の「中身」を変えることはできますが、構造そのものは変えられません。
会社員の構造的な限界については、こちらで詳しく解説しています。
転職を繰り返してしまう理由
「転職して、また合わなくて、また転職して」という経験がある人も少なくありません。
これは意志が弱いわけでも、選択眼がないわけでもありません。構造が変わっていないまま環境だけを変えようとするので、同じ感覚が繰り返されるのです。
会社を変えるたびに「今度こそ」と思う。でも、しばらくすると同じような感覚が戻ってくる。このサイクルが続くのは、根本にある構造に手をつけていないからです。
転職が「答え」ではなかったとしたら
転職が構造を変えられないとすると、何が必要なのでしょうか。
必要なのは、収入の構造そのものを変えることです。
会社員の収入は「労働収入」です。自分が働いた分だけ収入が入り、働くのをやめれば止まる。この構造を変えるとは、自分が動き続けなくても収入が入る仕組みを、少しずつ作っていくことです。
これは今の会社を辞めることでも、すぐに独立することでもありません。会社員を続けながら、収入の構造を少しずつ変えていくことは可能です。
会社員のまま収入の構造を変えるという考え方については、こちらで詳しく解説しています。
転職しても変わらなかった経験は、無駄ではない
「あの転職は間違いだったのか」と感じている人もいるかもしれません。
そうではないと思っています。
転職して「変わらなかった」という経験は、「会社を変えても構造は変わらない」という事実に気づくための経験でもあります。この気づきがあってはじめて、「では何を変えればいいのか」という問いが生まれます。
問題が「会社」ではなく「構造」にあると分かれば、次にやるべきことも変わります。
まとめ
転職しても変わらなかったのは、転職先の問題でも、あなたの問題でもありませんでした。
- 転職は「会社の中身」を変えることはできるが、「収入の構造」は変えられない
- 閉塞感の正体は会社ではなく、時間と収入を自分でコントロールできない構造にある
- 構造を変えるとは、会社を辞めることではなく、収入の仕組みを少しずつ作っていくこと
「転職しても変わらなかった」という経験は、次の一手を正しく選ぶための気づきになります。
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