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『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで、「これだ」と思った。
でも、次に何を読めばいいか分からなくて、そのままになっている。あるいは、他のシリーズも読んだけど、どこかピンとこなかった。
そう感じているなら、読む順番が合っていなかった可能性があります。
金持ち父さんシリーズは、順番通りに読むと「前の本で生まれた問いが、次の本で答えられる」という構造になっています。この流れを無視して読むと、「なんとなく面白かった」で終わってしまいます。
この記事では、会社員が収入の構造を変えるために、どの本をどの順番で読むべきかを解説します。
なぜ読む順番が重要なのか
金持ち父さんシリーズは、ロバート・キヨサキが「お金と収入の構造」について書いた本群です。それぞれが独立した内容でもありますが、実は「前の本の疑問が次の本で深掘りされる」という流れで設計されています。
たとえば、1冊目を読んで「資産を買え、と言われてもどうすれば?」という疑問が生まれます。それが2冊目で「まず自分がどのクワドラントにいるかを知ること」という形で答えられます。そして「クワドラントを移動するには何をすればいい?」という次の疑問が3冊目、4冊目へとつながっていきます。
順番を無視して読むと、この「問いと答えの連鎖」が機能しません。「読んだのに、何も変わらない」という状態になりやすいのは、この順番が崩れていることも原因の一つです。
読んでも変わらない理由については、こちらでも詳しく解説しています。
1冊目|金持ち父さん貧乏父さん
「お金のために働く」のではなく「お金を自分のために働かせる」という発想の転換が、この本の核心です。
具体的には次の2つの概念が、この本で初めて整理されます。
- 資産と負債の違い:お金を生み出すものが資産、お金を奪っていくものが負債
- ラットレースという概念:給料のために働き、その給料を生活費に使い、また働くという繰り返しから抜け出せない状態
この2つを「知識として知っている」状態にすることが、このシリーズ全体の出発点になります。
読む前と読んだ後で変わること
読む前は「収入を増やすには、もっと働くか昇給するしかない」という前提で考えていた人が、読んだ後には「収入の構造を変えるという発想がある」ことに気づきます。この気づきがなければ、次の本を読んでも意味が薄れます。
次の本につながる「問い」
「資産を増やせ、と言われたが、会社員の自分はどこから始めればいいのか?」
2冊目|キャッシュフロー・クワドラント
収入を得る方法を4つに分類した「キャッシュフロークワドラント」が、この本の中心テーマです。
- E(会社員):雇われて給料をもらう
- S(自営業・フリーランス):自分で働いて収入を得る
- B(ビジネスオーナー):仕組みが自分の代わりに収入を生む
- I(投資家):お金がお金を生む
1冊目で「収入の構造を変える必要がある」と気づいた後、この本で「自分は今どこにいて、どこを目指せばいいのか」という地図が手に入ります。
読む前と読んだ後で変わること
「副業をすれば変わる」と思っていた人が、「副業の種類によってはSクワドラントに移動するだけで、構造は変わらない場合がある」ということに気づきます。やみくもに動くのではなく、自分がどこに向かうべきかを理解した上で動けるようになります。
次の本につながる「問い」
「BやIを目指すのは分かった。でも、具体的にどういう状態を目標にすればいいのか?」
キャッシュフロークワドラントの詳しい解説はこちら。
▶ キャッシュフロークワドラントとは|会社員が知っておきたい収入の構造
3冊目|若くして豊かに引退する方法
「引退」というタイトルから「自分には関係ない」と感じる人もいるかもしれませんが、この本が伝えているのは「いつまでも時間を切り売りして働き続ける状態から抜け出すこと」です。
具体的には、「財務的自由」という概念が登場します。これは、資産から得られる収入が生活費を上回る状態のことです。この状態になれば、会社の給料に依存しなくても生活できる。
1冊目・2冊目で「構造を変える必要がある」「BとIを目指す」という方向性が決まった後、この本でゴールのイメージが具体化されます。
読む前と読んだ後で変わること
「いつかは独立したい」という漠然としたイメージが、「財務的自由という具体的な状態を作ることが目標」という形に変わります。また、30代・40代からでもこの状態に向かうことが可能だという視点が得られます。
次の本につながる「問い」
「財務的自由に向かうために、投資はどう使えばいいのか?」
4冊目|金持ち父さんの投資ガイド
シリーズの中で最も「投資」に踏み込んだ一冊です。ただし、「どの株を買えばいい」という話ではありません。
この本が伝えているのは、「投資家として考えるとはどういうことか」という視点です。お金をどう動かすかより先に、自分がどういう投資家になりたいのかという方向性を決めることの重要性が語られています。
また、「小さなビジネスを作り、そこから生まれた余剰資金を投資に回す」という流れが説明されており、BとIのクワドラントがどうつながるかが見えてきます。
読む前と読んだ後で変わること
「投資=株やNISA」という理解から、「投資はビジネスの仕組みと組み合わせることで本来の力を発揮する」という理解に変わります。
次の本につながる「問い」
「ビジネスの仕組みを作るとは、具体的にどういうことか?」
投資だけでは自由になれない理由については、こちらでも解説しています。
▶ 投資だけでは自由になれない理由|会社員が知っておくべきリスクと限界
5冊目|21世紀のビジネス
シリーズの中で、「ビジネスの仕組みを持つこと」の重要性を最も具体的に説いた一冊です。
4冊目までで「収入の構造を変える方向性」と「投資の考え方」が整理された後、この本では「会社員が仕組みを作るための最初の入口」というテーマが扱われます。大きな資本がなくても仕組みを持てる可能性について、キヨサキ自身の視点から語られています。
読む前と読んだ後で変わること
「仕組みを作るのは大企業や起業家だけがやること」という思い込みが外れます。会社員のままでも、小さな仕組みを持つことがBクワドラントへの入口になるという視点が得られます。
この本が5冊目である理由
この本は、最初に読むと「なぜこの方法なのか」という文脈が理解しにくい構成になっています。1〜4冊目で収入の構造・クワドラント・財務的自由・投資の考え方を順番に理解した後に読むことで、「これが自分の次のステップになりうる」という文脈がつながります。
読んで終わりにしないために
金持ち父さんシリーズを5冊読み終えたとき、多くの人が感じるのは「理解できた」という感覚です。
ただし、「理解できた」と「実際に収入の構造が変わった」は別のことです。
本は「考え方のフレーム」を与えてくれますが、あなたの今の状況に合わせた具体的な一手までは示してくれません。読んで終わりにしないために必要なのは、本の内容を自分の現状に落とし込む場です。
一人で学ぶことの限界については、こちらで詳しく解説しています。
▶ 不労所得を勉強しても変わらない理由|一人で学ぶことの限界
まとめ
金持ち父さんシリーズは、読む順番に理由があります。
- 1冊目|金持ち父さん貧乏父さん:収入の構造を変えるという発想を得る
- 2冊目|キャッシュフロー・クワドラント:自分の現在地とゴールの地図を手に入れる
- 3冊目|若くして豊かに引退する方法:目指すべき状態(財務的自由)を具体化する
- 4冊目|金持ち父さんの投資ガイド:投資とビジネスをどう組み合わせるかを理解する
- 5冊目|21世紀のビジネス:仕組みを持つことの具体的な入口を知る
順番通りに読むことで、「前の本の問いが次の本で答えられる」という流れが機能します。読んでも変わらないと感じていた人は、まずこの順番で読み直してみてください。
考え方の土台から作りたい方へ
「本を読むだけでは変われなかった」
「次に何をすればいいか、一緒に整理したい」
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